五年経ったら

劇団クセックACT結成30周年記念

『五年経ったら』

作/ ガルシア・ロルカ
翻訳・脚色/ 田尻 陽一
構成・演出・舞台美術/ 神宮寺 啓

■ あらすじ

この戯曲の副題が「時間の伝説」とあるように、主人公は時間。そして、時間に絡みつかれた愛と死。青年は、五年間結婚を待ち続けた許嫁に拒絶され、愛されていた女性にも拒否される。そして、青年の脳裏に浮かんだ観念が衣装を着けて舞台に上がる。五年間待つ不可能な恋、子どもが死んでしまった不可能な結婚。これらが青年の中で錯綜する。傷ついた青年はフロックコートに着替え、賭博師たちとトランプを始める。そして…!?。時刻は夕方の6時だった。

公演日程

■ 名古屋公演 ■

4月30日(金) 19:30~
5月1日(土) 18:00~
5月2日(日)・ 3日(月)・ 4日(火) 15:00~

【会場】
愛知県芸術劇場小ホール
愛知県芸術文化センターB1
名古屋市東区東桜1-13-2 Tel.052-971-5511

【料金】
前売/ 一般・学生 3000円 ・ 中高生 2000円
当日/ 一般・学生 3500円 ・ 中高生 2000円

■ 福井公演 ■

5月14日(金) 19:00~

【会場】
「響のホール」福井まちなか文化施設
福井市中央1-4-13 Tel.0776-30-6677

【料金】
前売/ 3000円 ・ 当日/ 3500円

■ 金沢公演 ■

5月21日(金) 19:30~
5月22日(土) 15:00~

【会場】
金沢市民芸術村PIT2 ドラマ工房
石川県金沢市大和町1-1 Tel.076-265-8300

【料金】
前売/ 3000円 ・ 当日/ 3500円

■ 大阪公演 ■

5月29日(土) 16:00~

【会場】
関西外国語大学 谷本記念講堂
関西外国語大学中宮キャンパス 枚方市中宮東之町16-1

【料金】
資料代/ 100円

■ 作家紹介 ■

フェデリコ・ガルシア・ロルカはグラナダの近郊フエンテバケロスで、1898年、裕福な地主の長男として生まれた。民衆的な詩人、劇作家といわれているが、ダリとの交友で知られているように、シュールレアリズムの作品も書いている。政治的には社会党を支持し、反ファシズム運動のマニフェストにも署名している。1936年7月18日、右翼の軍人たちによるクーデターが勃発したとき、8月16日にグラナダで逮捕され、8月19日、グラナダの近郊ビスナルで銃殺された。罪状は今も分からない。38歳、若すぎる生涯だった。

■ 作品の経緯 ■

ダリとの軋轢など、ナイーブすぎるガルシア・ロルカは精神的危機に直面し、1929年から30年にかけてニューヨーク、さらにキューバに脱出している。スペインを離れることで、非アンダルシア的なシュールな詩集「ニューヨークの詩人」を書き上げると同時に、「五年経ったら」と「観客」の構想を得ている。帰国後はアンダルシアを舞台にした「血の婚礼」「イェルマ」「ドニャ・ロシータ」などの上演で成功し、1936年6月19日には「ベルナルダ・アルバの家」を完成している。と同時に、この「五年経ったら」の舞台稽古を5月ごろから始めていた。しかし、彼の死によって上演は実現しなかった。

キャスト

榊原 忠美 | 可児 良友 | 永野 昌也 | 樋口 大介
火田 詮子 | 平井 智子 | 大西 おに | 真行寺 君枝

舞台監督

鈴木 寛史

照明

近藤 忠光 | 吉戸 俊祐

音響

田中 徹

舞台衣装

ツボイヒロミ | 荻野 智美

舞台写真

和玖 瞬