動く絵画

『セビーリャの色事師と石の客人』

2021年

4月30日(金)  7時

5月1日(土)  2時、6時☆

2日(日)        2時☆

3日(月祝)     2時

☆アフタートーク

愛知県芸術劇場 小ホール

【『セビーリャの色事師と石の客人』公演延期のお知らせ】

劇団クセックACT2020公演 『セビーリャの色事師と石の客人』について、劇団内および劇場などと協議を重ねておりましたが、結論として来年まで延期の選択いたしました。

 

新型コロナウイルスの感染をこれ以上拡大させず、ご来場いただくお客様、出演者および関係者の安全を守るための苦渋の決断です。

なにとぞご理解ください。

 

このコロナ禍が収まり次第、クセックは稽古を再開し来年の公演に臨みます。

これを舞台をより深化させるための、雌伏の時間ととらえ、再びお目にかかることを楽しみにしております。

 

なお、延期した公演は来年GW頃の上演を予定しております。

 

問い合わせは、下記メールアドレス、またはコンタクトフォームよりお願いいたします。

お問い合わせ先

ksec@d9.dion.ne.jp

 

★翻訳・田尻陽一のことば

 

今回のコロナウイルス、致死率を見るとアジア型(中国・韓国・台湾・日本)とヨーロッパ型(アメリカを含む)とでは違うウイルスではないかと思います。もっとも外から家に帰ってきて手を洗うスペイン人にお目にかかったことはありません。しかし、感染防止の観点から「人からうつされない」という防御姿勢ではなく、「人にうつさない」という自重姿勢を取るのが賢明かと思います。劇団クセックACTも苦渋の選択をしました。4月30日から5月3日までの公演を延期とします。まだ連絡が来ませんが、7月のスペイン公演も中止になる可能性大です。

【 チケット払い戻しについて 】

ご購入いただいたチケットの払い戻しは、お名前、購入場所、購入日時を記載いただき、下記メールアドレスまでメールをお送りください。

払い戻し受付メールアドレス

ksec@d9.dion.ne.jp

芸文地下プレイガイドでチケットを購入いただいた方への返金が、まだ済んでおりません。ぜひご連絡ください。

劇団クセックACT 2020 公演

セビーリャの

色事師と

​石の客人

ティルソ・デ・モリーナ 原作

◇ 翻訳・脚色・脚本

田尻 陽一

 

◇ 構成・演出・舞台美術

神宮寺 啓

​2021年

430日(金) 19時

51日(土)    14時 / 16時

52日(日)    14時

55日(月祝) 14時

 5月1日、2日 終演後 ​アフタートーク

・会場

愛知県芸術劇場小ホール

愛知県芸術文化センターB1​

誰だ?

​一人の男だ。

名前は?

名前などない。

いったい、これは何事だ?

​何事? 男と女のことだ。

劇団がスペイン黄金世紀演劇で注目し続けてきたティルソ・デ・モリーナの最高傑作をついに上演する。

ドン・フアンが性に溺れることはない。多くの女性を抱え込むこともしない。

ドン・フアンが言葉巧みに、時には友人を裏切ってでも女を手に入れることは、裏返してみれば、当時の権力やモラルに立ち向かうことでもあった。

体制に逆らったドン・フアン像を現代に問いかける。

✦誰でも知っている!?「ドン・フアン」その原点となる戯曲✦

劇団クセックACT設立40周年記念 / 女優・火田詮子追悼

“おギャァと生まれて設立40年!” 劇団クセックACT、今年の公演は『セビーリャの色事師と石の客人』。同封のチラシをご覧になってあれれ! 『ドン・フアン』じゃないの? と思われること必至! 劇団内でも、どっちがタイトルなの? なんて声が上がったほど、“稽古場混乱物語!” です。

この作品で、作家のティルソ・デ・モリーナ(17世紀の聖職者)は、女たらしとして巷で有名なドン・フアン(これがドン・フアン第一号)を主人公にしています。

実はこの「ドン・フアン」。2019年ノーベル文学賞作家ペーター・ハントケも『ドン・フアン(本人が語る)』という、所謂「ドン・フアン物語」を上梓しています。さらに、万年ノーベル文学賞候補作家!? 我らの村上春樹も『騎士団長殺し』でモーツァルトのドン・ジョバンニ(ドン・ファンのイタリア語読み)を描いています。因みに騎士団長は、ドン・フアンが殺した「石の客人」なんです。 

神宮寺 啓は、演出するにあたって、

「舞台をドン・フアンの妄想とすれば演劇が成立すると思う。ドン・フアンに享楽と禁欲、そして秩序と反逆という夫々二律背反する要素を見出し、背反する面白さを背負わせる。果たして、観客にとってドン・フアンが誰だったのか? 何だったのか? これらが、役者を通して愚かな人間の小ささ、哀れさとして垣間見えてくればいいかなと期待している」と、新たな作品への手応えを語ってます。

一方、翻訳・構成・脚本を担当した田尻陽一は、

「バロック特有の明暗・静動・対立した文体として翻訳したつもり。モリエールの『ドン・ジュアン(ドン・フアンのフランス語読み)』は、主人公を社会人として結婚させたことが失敗! しかし、僕はドン・フアンを原作のように神に罰せられる“悪い男”ではなく、神をも恐れない英雄として脚本化した」と、自ら選んだ作品に意気軒昂! ますます作品への思いを強くしています。

さて、気になるキャスティングは、信念に取りつかれた“妄想する男”ドン・フアンを今や、クセックの看板役者となる山田吉輝。その従者に“個性キラリ、軽妙洒脱な演技者” 吉田憲司。そして、舞台をのし歩く石像を榊原忠美。この三人を交えて舞台上には13人の役者たちが席巻。“妄想、妄想、迷走するドン・フアン”を盛り立てることは必至。総じてシュールな舞台が、皆さんをお待ちすることになるでしょう!!

残念なことは、女優歴50年を前にして昨年5月に夭折した女優 火田詮子さんと舞台に立てないことです。稽古の最中も存在の大きさを感じています。そんな思いも込めて今回のプロローグは、その敬愛する“火田詮子へ捧げるオマージュ” として作り上げようと思っています。

40年を期して、新たな展開を見せる劇団クセックACTの舞台にお越しいただけたら幸いと存じます。

 

2020年 春 劇団クセックACT制作部

Donjuan_01.png
Donjuan_02.png

Contact us

Copyright | K+S+E+C ACT 2019 company