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動く絵画

劇団クセックACT
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『ヴィヨンの妻』上演にあたって

コロナの蔓延が始まった昨年3月、ユニット『マイヤ』は『返されなかった青春』を上演しました。しかし、観客の皆さんは、公演当日の朝まで、来場するか、どうかで悩み、迷った末、ほぼ半数以上の方が来場を断念されました。

その数、実に100名。これは、小公演にとって驚くべき数字でした。それほど皆さんは当時、感染の脅威に怯えていたのだと思います。

あれから一年半ほど経ってもその恐怖は収まらず、さらに加速しています。

しかし、生活防衛を熟知し始めた多くの方は、恐怖感こそ感じるものの、どのように日常生活を送れば良いのか、私たちにとっての「不要不急」とは、何なのかを理解し始めています。なんでもかんでも「不要不急」としてしまう政府のあり方に疑問を唱え、各個人が「不要不急」を理解して実践されているようにも思われます。

その意を受けて私たちは、今度こそコロナ収束を願って『ヴィヨンの妻』の舞台に立つことにしました。

ユニット『マイヤ』

ヴィヨンの妻

原作 太宰 治

日時

10/14(木)7時

    15(金)11時・2時

    16(土)11時・2時

*開場は各20分前 *上演時間:約1時間​

*各公演予約制

15日(金)11時・2時の回は満席となりました。

料金

前売:2,000円 当日:2,500円

ところ

レンタルスペース Tsumugi(ちくさ正文館2F)

名古屋市千種区内山3-28-1 Tel. 052-741-1137

問い合わせと予約

北村 090-3480-6309

   fm.qchan-7827@docomo.ne.jp

真木 090-8551-3425

​   aoaopeter@gmail.com

あらすじ

詩人で大酒飲みの夫が、

飲み屋のお金をネコババして

店主と女将につけられてきた。

すると、夫はナイフを手に二人を脅して、

スタコラサッサと煙のように姿を消した。

妻かお金の返済のために

自らお店で働くことを提案した。

​その妻に思いもよらぬ心の変化が……

新型コロナウイルス感染防止対策として、

会場内では、検温、マスク着用、消毒に

​ご協力をお願いいたします。

『ヴィヨンの妻』太宰治作品

太宰治の当時の退廃的な生活が垣間見える作品です。

だらしない詩人で作家の性悪男が、素朴でありながら逞しく生きる妻との共生の中、男が妻に手玉に取られるおかしみのある物語です。後半になると、純朴な妻が“我が意を得たり”と自分の居場所を得て、豹変していきます。
今回は、太宰作品にちょっと味付けをしてお届けします!
この作品を、北村ふみと真木くみ子、そして榊原忠美の3人、ジャズミュージシャンのベーシスト 飯沼 真で上演します。
演者それぞれが「太宰とは・・・?」「この妻は・・・?」なんて考え、想像しながら約1時間の「朗読と演奏の世界」を繰り広げます。
コロナ禍に文学作品を通して、現実を「一瞬忘れる」としたら、それこそ“幸せ気分”になれるかも知れません。これって、邪悪でしょうか!? それとも、あるべきことなのでしょうか!?
我々は10月14日から舞台に立ちます。皆さんには、その場に立ち会っていただきたいと思います。

2021年8月16日

ユニット『マイヤ』制作

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​カルテットオンラインに移動します

​□ 作家紹介

谷崎 潤一郎(1886年〜1965年)は、明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。初期は耽美主義の一派とされ、その作風や題材、文体・表現は生涯にわたって様々に変遷した。端麗な文章と、作品ごとにがらりと変わる巧みな語り口が特徴。『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』など。

 

□ あらすじ

普通の刺激に慣れた男は、夜な夜な女装しては街を彷徨う。劇場で出会った女は以前に関係を持った女。その女は謎多き女に見せるため、目隠しをさせて家に連れて来る。逢瀬が終わると、再び目隠し!目隠しのたびに、女の正体は?どこに住んでいるのか?“女の秘密”がどんどん肥大化する。果たして、男は、その“女の秘密”を暴けるのか・・・!?

照明                 花植厚美(flower-plant)
舞台監督           井上知也
チラシデザイン  studiomaco
制作                 菊池寛子

主催                 ユニット『SAB』
協賛                レンタルスペース Tsumugi
協力                 studio K.K.nagoya

                       劇団クセックACT

ユニット『SAB』プロデュース

谷崎ヲ讀む

音楽 坂野嘉彦

舞踊 倉知可英

​朗読 榊原忠美

Arrested at last.

​やっと、捕まえたわ…。

日時

12/16(木)2時・7時

    17(金)2時・4時半・7時

    18(土)11時・2時★

★ アフタートーク有

*開場は開演の30分前 *上演時間 約60分​

料金

2,500円(完全予約制)

​会場

レンタルスペース Tsumugi(ちくさ正文館2F)

名古屋市千種区内山3-28-1 Tel. 052-741-1137

演奏・坂野嘉彦 (ばんのよしひこ)

音楽家。自己の作曲を「新たな価値観の創意」、音楽を「認識した二つ以上の音と人との関係性を探り出す手段」と定義し演劇、美術、舞踏、映像等を俯瞰した活動をおこなう。作品は管弦楽、オペラ、アートパフォーマンスまで多岐にわたっている。

 

舞踊・倉知可英(くらちかえ)

6歳より、奥田敏子舞踊研究所入所。石井みどり、折田克子、倉知外子に師事。

98年、愛知県の助成を受け、渡仏し2年間研修後プロダンサーとして活動。

06年夏に帰国。studio K.K.nagoya主宰

平成24年度名古屋市芸術奨励賞受賞。名古屋市民芸術祭2014,2018特別賞受賞。

令和元年度河上鈴子記念現代舞踊フェスティバル賞受賞。

 

朗読・榊原忠美(さかきばらただよし)

80年に劇団クセックACTを結成。「イエルマ」(ロルカ作)、「ドン・キホーテ」(セルバンテス作)等に出演。朗読公演は「イノック・アーデン」(テニスン作)、「円盤」(ボルヘス作)他。23年目を迎えた「木を植えた人」は394回、約14,000人に語っている。

 

『セビーリャの色事師と石の客人』公演延期のお知らせ

昨年、劇団クセックACTは、「人からうつされない」という防御姿勢ではなく、「人にうつさない」という自重姿勢から、名古屋公演もスペイン公演も延期しました。まさに苦渋の選択でした。しかも、来年は公演できるだろうと軽く考えていました。ところが、今年になってもなかなかコロナウイルスは収まりません。しかもワクチン開発・製造・接種より、世界各地での変異株の発生速度の方が早いみたいです。こうなれば腹をくくるしかありません。4月30日から5月3日までの公演を再度延期します。もちろんスペイン公演も延期です。近いうちに皆様へ舞台成果をお見せすることができればいいのですが。

劇団クセックACT  公演

セビーリャの

色事師と

​石の客人

ティルソ・デ・モリーナ 原作

◇ 翻訳・脚色・脚本

田尻 陽一

 

◇ 構成・演出・舞台美術

神宮寺 啓

コロナ禍の一日も早い収束を

そして

コロナと戦う全ての人に

​感謝を

誰だ?

​一人の男だ。

名前は?

名前などない。

いったい、これは何事だ?

​何事? 男と女のことだ。

劇団がスペイン黄金世紀演劇で注目し続けてきたティルソ・デ・モリーナの最高傑作をついに上演する。

ドン・フアンが性に溺れることはない。多くの女性を抱え込むこともしない。

ドン・フアンが言葉巧みに、時には友人を裏切ってでも女を手に入れることは、裏返してみれば、当時の権力やモラルに立ち向かうことでもあった。

体制に逆らったドン・フアン像を現代に問いかける。

✦誰でも知っている!?「ドン・フアン」その原点となる戯曲✦

劇団クセックACT設立40周年記念 / 女優・火田詮子追悼

“おギャァと生まれて設立40年!” 劇団クセックACT、今年の公演は『セビーリャの色事師と石の客人』。同封のチラシをご覧になってあれれ! 『ドン・フアン』じゃないの? と思われること必至! 劇団内でも、どっちがタイトルなの? なんて声が上がったほど、“稽古場混乱物語!” です。

この作品で、作家のティルソ・デ・モリーナ(17世紀の聖職者)は、女たらしとして巷で有名なドン・フアン(これがドン・フアン第一号)を主人公にしています。

実はこの「ドン・フアン」。2019年ノーベル文学賞作家ペーター・ハントケも『ドン・フアン(本人が語る)』という、所謂「ドン・フアン物語」を上梓しています。さらに、万年ノーベル文学賞候補作家!? 我らの村上春樹も『騎士団長殺し』でモーツァルトのドン・ジョバンニ(ドン・ファンのイタリア語読み)を描いています。因みに騎士団長は、ドン・フアンが殺した「石の客人」なんです。 

神宮寺 啓は、演出するにあたって、

「舞台をドン・フアンの妄想とすれば演劇が成立すると思う。ドン・フアンに享楽と禁欲、そして秩序と反逆という夫々二律背反する要素を見出し、背反する面白さを背負わせる。果たして、観客にとってドン・フアンが誰だったのか? 何だったのか? これらが、役者を通して愚かな人間の小ささ、哀れさとして垣間見えてくればいいかなと期待している」と、新たな作品への手応えを語ってます。

一方、翻訳・構成・脚本を担当した田尻陽一は、

「バロック特有の明暗・静動・対立した文体として翻訳したつもり。モリエールの『ドン・ジュアン(ドン・フアンのフランス語読み)』は、主人公を社会人として結婚させたことが失敗! しかし、僕はドン・フアンを原作のように神に罰せられる“悪い男”ではなく、神をも恐れない英雄として脚本化した」と、自ら選んだ作品に意気軒昂! ますます作品への思いを強くしています。

さて、気になるキャスティングは、信念に取りつかれた“妄想する男”ドン・フアンを今や、クセックの看板役者となる山田吉輝。その従者に“個性キラリ、軽妙洒脱な演技者” 吉田憲司。そして、舞台をのし歩く石像を榊原忠美。この三人を交えて舞台上には13人の役者たちが席巻。“妄想、妄想、迷走するドン・フアン”を盛り立てることは必至。総じてシュールな舞台が、皆さんをお待ちすることになるでしょう!!

残念なことは、女優歴50年を前にして昨年5月に夭折した女優 火田詮子さんと舞台に立てないことです。稽古の最中も存在の大きさを感じています。そんな思いも込めて今回のプロローグは、その敬愛する“火田詮子へ捧げるオマージュ” として作り上げようと思っています。

40年を期して、新たな展開を見せる劇団クセックACTの舞台にお越しいただけたら幸いと存じます。

 

2020年 春 劇団クセックACT制作部

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